血縁の母と義理の母では話の作りが違う
同じ母親ものでも、血縁があるかどうかで前提が変わります。血縁の母を扱う作品は、関係そのものの後ろめたさが話の重心になり、外から人が入ってこない構成を取りやすくなります。義理の母の場合は、家族になったのが途中からであることが効いてきて、距離の詰め方に理由を作りやすい。どちらを求めているかで選ぶ棚が変わるので、一覧では紹介文の中でどちらなのかが分かるようにしています。義母ものだけを見たい場合は、義母の区分のページに分けてあります。
関係が動き出す理由に注目する
母親ものは、日常のままでは話が動きません。そこで多くの作品が、動き出す理由を一つ用意します。受験や成績のような家庭では否定しにくい口実、父の不在という時間の区切り、体調や介護といった世話を焼く場面。この理由が納得できる形で置かれているかどうかが、作品の出来をかなり左右します。理由が弱いと、以降の展開がすべて唐突に見えてしまうためです。紹介文では、その作品が何を口実にしているかを最初に書いています。
長尺かどうかで見え方が変わる
母親ものは、一度きりの出来事として描く作品と、繰り返される日常として描く作品に分かれます。前者は110分から130分程度に収まることが多く、後者は150分を超えることが珍しくありません。題名に日々や生活といった語が入っている場合は後者を疑ってよく、時間の経過を積み重ねる構成になります。落ち着いて長く見たいときと、短くまとめて見たいときで選び分けてください。
まとめ
母親ものは、血縁か義理か、関係が動き出す理由は何か、長さはどれくらいか、の三点で性格がほぼ決まります。ここを押さえてから開けば、思っていたものと違ったという外し方はかなり減ります。一覧は紹介文を書いた作品だけを並べているので、絞り込みの材料として使ってください。